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admin2 さんの日記

2025
1月 2
(木)
12:00
思いはどこにいった?
カテゴリー  三業一致
タグ 
本文
せっかくなので岡山に向かう前に、もう少し
綴ってみる。三業(身口意)一致について昨
日綴ってしまったから、思いについて記して
おきたい。

 思うから言葉になり、言葉になるから行動
になるという感じの身口意合同。マザー・テ
レサ氏の「気をつけなさい」にも通ずる部分
でもあるのかな。

 で、思いはどこに消えたのか?というもの。
近年、空手の大会に行っても単に試合の消化
を眺めているだけのような感じがして、人間
味のようなものを感じる機会が減ったような
気がする。これまで本当に多くのドラマを垣
間見てきた。その試合、その勝負に至るまで
の経緯というか思い。怪我をしたり、うまく
いかなかったり、仲間と一時期的にトラブル
になったり・・・。そりゃ何かを目指してい
れば思い通りにならないことなんて当たり前。

 それでも、そんな中でも何とかしようと歯
を食いしばったり、時には妥協をしたり、時
には人知れず涙したり。だから各々の課題に
対しては結果は重要かと思うが、第三者的な
私の立場から主観を申し上げさせて貰うなら
ば、結果(成績)は結果だけど、そこにいた
るまでの君は本当に素晴らしかったと思える
人が少なからずいた。これは年齢に関係なく、
幼児だろうか学生だろうが熟練者でも同じだ。

 メダルや賞状を得たものだけが称賛される
風潮に正直、辟易している。また、この言葉
も大嫌いだが、いわるゆランク的な要素で上
位にいる人間だけが居場所を与えられるよう
な環境も非常に気分がわるい。だから私は気
分をリフレッシュさせるために大自然の中に
足を運ぶしかないのかも知れない。

 うまく出来る人だけが残るピラミッド構造
では「負けた人は帰って!」を繰り返される
中で当然ながら負けた人は新たな居場所を求
めて、その場から離れていくと思われる。
 残された人の中で再び同じことが繰り返さ
れて、全体的なピラミッドは小さくなってい
るのだが、それに気がつくことはないのかな。
それは恐らく、ピラミッドの上にいる人しか
残っていないから、下の人の気持ちがわから
ないのが原因だと思う。

 極論になってしまうのだが、例えば高校で
空手をやっている人たちみんなが試合で勝ち
たいと思っていると勘違いしている人は案外
多いのではないかと思う。大学になれば、そ
の割合はもっと高くなると思われる。理由は
簡単で、その環境を構築するメンバーの中に、
負けた人(うまく行かなかった人)は入って
いないからだ。

 概ね、物事を決める側の人たちの多くは、
努力をして成功したり、成果を得られた人で
ある場合が多い。がんばれば・・・。的な発
想であるが、もちろん努力やがんばりは大切
なこともある。ただ、人間がいつかこの世を
去るのと同様に思い通りにならないことは必
ずあるのであるから、時には諦めも肝心とい
う場面もあるのである。

 高みを目指すことに反対をしている訳では
ない。しかしながら、それをうまくできない
人間だっているのである。むしろ、その人た
ちのお陰で自分が生かされているということ
に気がついて欲しいものである。

 そのガッツポーズは負けてくれた相手がい
るからこそ輝けるのであって、そうした相手
への思いやりがあるからこそスポーツなどは
感動できるのだと思う。ただの争奪だけなら、
戦争と何ら変わりなく、勝者を称えるどころ
か、なんてことをしてくれたのだという感覚
さえ覚えることになると思う。

 これらはあくまでも主観であって、総意を
否定するものではない。勝てばいいという環
境であるならば、それはそれでがんばってく
れればいい。負けた人は潔く諦めて離れれば
良いだけだ。

 素直に単純な質問になるのだが、これまで
空手で勝った人って誰なのだろう?恐らく数
える程度しかいないであろうし、日本的な思
考があれば勝者なんていないのは明白である
と思うのですが、不思議と自分が勝ったと思
っている人も案外多いのかも知れませんね。

 だから「おめでたい」のかも知れません。
おめでたい人を目指すのではなく、有難い人
を目指して欲しいものですね。私が個人的に
有難いなと思う人がどんどん空手から離れて
いるのは残念ではありますが、これはむしろ
喜ぶべきことになってしまっているような気
もしています。

P.S. 自分へ
 いつか死ぬという夢のような話ではなく、
いま死ぬという事実が整っている状況である
ことを忘れるな。息のあるうちに行動しろ!

自然には勝てない

自分のみちを行く


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