写真撮影
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『写真撮影について』 〜写真を撮るということ〜
▼私にしか撮影できない写真なんてない
錯覚と誤解が生じている可能性があるので事実は正しく認識しておくべきであろうと思う。 私はプロのカメラマンではないし、私にしか撮影できない写真などないという事を伝えて おきたい。空手PRESSに掲載されている写真に特別なものは一切なく、これらの写真は 誰が撮っても撮影が可能であり、別に私でなくても小学生であろうが幼児であろうが カメラのボタンを押せば撮れる写真なのである。そこを勘違いしてはいけない。
ただ1つだけ付け加えておくならば、空手などの大会会場でアリーナに降りる許可が 得られるか得られないかやカメラ機材の種類に影響される部分は確かにあるが、写真を 撮影するという行為においては、そこに映し出される”写真”は私にしか撮影できないと いうような特別なものではなく、誰にでも撮影できるものなのである。
更に言うならば、例えば子供が出場している試合において恐らくは保護者の方の方が 私よりも上手に撮影が行えるであろうし、子供の笑顔も私以上に引き出すことが可能である と思われる。また初対面の私よりも本来の表情を知っている人の方が被写体にとって不快と 感じる写真に対する理解も深いと思う。その点において、私たちが掲載している写真は 利己的で自己満足の現れであると言える。全ての人の立場になって撮影するというのは 困難ではあるが、その目標に少しでも近づけるよう創意工夫する必要がある。 そして私の心が私に語りかける。撮影した写真で私に向けられた笑顔の多くは愛想笑いで あるという事実を・・・。その笑顔は被写体となった人たちの優しさであろう。私はその優しさ に甘えてばかりいてはいけない。見た目のカタチではなく、被写体の心を笑顔にできるそんな 写真を残せるような存在でありたい。
大会会場等での写真撮影というのは人の気持ちや心に土足で入り込むことであることを忘れて はならない。望む望まないを問わずレンズを向けるということは、ときに人を傷つける行為に 他ならない。その行為を人々の優しさと協力のもとに撮影というのは成り立っているのである。 これには空手競技で強い弱いや有名無名などは一切関係ない。みな同じ人である。
※未完成な文章ですので、不適切な言葉が多く含まれておりますがご容赦下さい!
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