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admin2 さんの日記

2022
6月 2
(木)
12:13
非効率な高効率
カテゴリー  守破離の離
タグ 
本文
という訳で(なにが?)、非効率な高効率すなわち中庸
あるいは過不足なしという感じなのですが、養老先生が
最も効率的な生き方は「生まれてすぐお墓に行くのが一
番合理的で効率的。」というような事をおっしゃってお
りました。御説御尤もだなぁって思っていて、仏教の真
理からも的を射ているなと感じます。

 で、なぜ、このような言葉を使わせていただいたのか
と言えば、空手の大会に限った話ではないのですが、と
にかく早く帰りたがる人っていますよね。私も時には、
そういう風に思うことがあります。そんなに早く帰りた
いなら来なければ良いのでは?とか思ったりもするので
すが、人というのは全てを効率的に行えば済むものでも
なく、無駄だと思えることに時間を費やしたりすること
も結果的には価値があったりする訳です。

 物事にはトータルで過不足はないと考えており、早く
帰られる人もいれば、遅く帰られる人もいて、トータル
で中庸という感じです。組手のトーナメントなら100
試合あれば100個の勝ちと100個の負けがあって、
バランスは保てているのです。ただ、この100個の勝
敗の中で1つの負けもない人がいます。可も不可もない
話ですが、トータルで過不足がないのだとしたら、状況
や環境や縁によっては、この勝利の数の分の負けがいつ
か回ってくるか、はたまた誰かが負けを背負ってくれて
いるはずなので仏教的な思想からすると感謝せずには居
られないのは当然のことと思います。

 形競技において得点というものがあります。これまた
養老先生は「数字を信用していない。」というような発
言をされています。趣旨が若干異なっているかも知れま
せんが非常に考えさせられるお言葉です。そして仏教的
な観点からも非常に納得できる言葉です。
 ただ、効率性や利便性を考えると数字に置き換えると
比較などをする際に便利なので、これはこれで可も不可
もないことです。

 ちなみに形競技における高得点というものがあると思
うのですが、これは単体で高得点が発生することはなく、
高得点を発生させるには低得点が必要であることはご理
解いただけると思います。つまり形の競技で高得点を貰
ったことがある人は低得点の人に感謝するのは仏教的な
考え方からすると当たり前のことだと思います。そして
高得点と低得点があって、中庸となり、トータルでは過
不足なく「無」または「空」となる訳ですね。

 仮に「無」だとしたら、最初からやらなければ良いと
という発想も生まれてくるとは思うのですが、これが生
きる価値のようなもので可も不可もないのに、何もしな
い「無」ではなく、何かをやる「無」という矛盾を抱え
ながら、人は生きていく運命にあるような気がしていま
す。

 早く帰りたい人に、次は一回戦負けするといいね!な
んてことは決して言えませんし、参加者が減るといいで
すね!なんてことも言えません。ただ、空手の大会等で
感じること、学ぶこと、滑稽なことに触れるたびに本当
に有り難いことだなぁと、ただただ感謝の気持ちでいっ
ぱいになるのです。本当に笑えるくらいに自分勝手なこ
とを言う人がいたり、相手の気持ちをおもんぱかること
なく自分の視点からのみで相手を責めたりする光景のお
陰で様々な気付きがあり、これが私にとっての空手の魅
力の1つにもなっているのかなと思います。

 毎回という訳ではないのですが、殆ど多くの大会にお
邪魔する際に心がけているのは空手界全体の中庸の意味
も込めて、特別な事情がない限り、可能な限り朝早くか
ら会場に入るようにして、特別な用事がない限りは可能
な限り遅い時間に会場をあとにするようにしています。
 大会の進行が遅れてしまったときも、これでゆっくり
試合を眺めることが出来ると気持ちを切り替えますし、
時間を得た分、いろいろと準備する時間をいただいたと
思うようにしています。

 誰かがミスをすると、そのお陰でミスだらけの私の失
態度合いが薄まるので有り難いことですし、とにかく自
分の思い通りに行かないときこそ、自分を見つめ返すチ
ャンスでもあり、新しいなにかを手に入れられる場合が
非常に多いので、可能な限り落ち着いて感情的にならな
いように心掛けて、起きているありのままをありのまま
に受け入れられるように少しずつ訓練を積み重ねていま
す。もちろん、私も人間なので感情的になってしまう事
が多々あります。ただ、感情的になってしまったときは
往々にして後悔することが多いですね。なので後悔の少
なめの人生を歩みたい私としては、瞬間的な怒りや思い
通りにならないときこそ、その感情をすぐに手放せる人
でありたいと願い、そうなれるように努力をしています。

 記事とは無関係で、撮影させていただいた写真を少し
掲載しておきます。ごちそうさまでした♪


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